
定年が近づくと、
「この先の生活費は足りるだろうか」
「年金だけでやっていけるのかな」
と、お金のことが気になってきますよね。
そんな今だからこそ、
無理のない範囲で始める副業が、
収入面だけでなく「節税」という面でも、
心強い味方になることがあります。
今回は、
副業を始めることで得られる節税メリットを
3つのポイントに絞ってご紹介します。
① 青色申告なら、最大65万円の控除が受けられる
副業を「事業」として始め、
青色申告を選択して一定の要件を満たすと、
最大65万円の青色申告特別控除を受けることができます。
年末になると、
- 生命保険料控除
- 地震保険料控除
などを集めて申告しますが、
合計しても 10〜20万円程度 という方が多いのではないでしょうか。
それに比べて、
最大65万円の控除は非常にインパクトがあります。
📌 ただし大切なポイント
この控除は、
👉 事業所得が黒字の年に使える控除です。
赤字の年に「65万円が戻ってくる」わけではありませんが、
副業が軌道に乗ってきたときに、
税金を大きく抑えられる仕組みだと考えてください。
② 開業前の費用は「未来の節税」に使える
副業を始める前後には、こんな出費がありますよね。
- パソコンの購入
- 名刺やホームページの作成
- 勉強のための書籍・講座代
これらは 「開業費」 として
繰延資産に計上することができます。
開業費の大きな特徴は、
👉 いつ経費にするかを自分で決められる
という点です。
たとえば、
- 最初は赤字が続いている
- いずれ黒字になりそう
という場合、
黒字が出た年にまとめて経費にすることで、
課税所得を減らし、節税につなげることができます。
定年退職の翌年は特に要注意
定年退職の翌年は、
- 収入は減っているのに
- 前年の給与をもとに
- 住民税
- 国民健康保険料
が課税されるケースがよくあります。
そんな年に、
繰り越しておいた開業費や経費を使えると、
税負担を軽くできる可能性があるのです。
※赤字の年に無理に計上しても、
赤字が大きくなるだけで税金は減りません。
だからこそ、
**「使うタイミングを選べる節税の切り札」**として
開業費はとても重要なのです。
③ 赤字は最大3年間繰り越せる。退職後の税金対策にも
副業を始めたばかりの頃は、
- 収入より支出が多い
- 思ったより稼げない
ということも珍しくありません。
青色申告をしていれば、
そうして生まれた 事業の赤字(純損失) は
👉 最大3年間、繰り越すことができます。
この繰越赤字は、
- 将来、副業が黒字になった年
- 退職後に別の収入がある年
などに使うことで、
課税所得を減らすことが可能です。
📌 注意点
副業が「事業」として認められる場合は、
給与所得などと損益通算できることがあります。
ただし、趣味や片手間と判断されると
「雑所得」扱いになり、
損益通算や赤字繰越ができません。
そのため、
- 継続性
- 収益を上げる意思
- 記帳や帳簿管理
はとても大切になります。
🌱 副業は「収入」と「節税」を同時に育てる選択肢
副業は、
すぐに大きく稼ぐためのものではありません。
- 得意なこと
- 興味のあること
- 無理なく続けられること
を活かしながら、
✔ 収入の芽を育て
✔ 節税の仕組みを整えておく
それだけでも、
定年後の安心感は大きく変わります。
🍄 最後にひとこと
副業は、
ただの「お小遣い稼ぎ」ではなく、
人生後半を安心して過ごすための“土づくり”。
興味を持った方は、
まずは
- 開業届
- 青色申告承認申請書
から、静かに一歩踏み出してみてください。
森の中で芽吹くように、
あなたの副業も、きっと少しずつ育っていきます 🌿
















