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手をかけるほど、愛しくなる

1. はじまり:掃除をしながら気づいたこと

このところ、部屋の掃除に集中している。 片づけて、拭いて、整えて—— そうやって手をかければかけるほど、 不思議とこの空間に愛着がわいてくる。 この年になって、ようやくその感覚がわかってきた気がする。

2. 子どもの頃の習い事の意味

子どもの頃、親がいろんな習い事に通わせてくれた。 あのときは「何か得意なことを持たせたいのかな」と思っていたけれど、 今になって思う。

それは、自分の中に何かを大切に育てる経験をさせたかったのかもしれない。 愛着って、そうやって育つものなんだなと。

3. もうひとつの気づき:失うことの重み

そして今日、もうひとつ思った。 家や部屋に手をかけるほどに、 災害などでそれを失った人たちの悲しさが、 少しだけ、でも確かに、わかる気がした。

「新しい場所でまた頑張ればいい」という考えもある。 それも正しい。 でも、土地や家、部屋に宿る記憶やぬくもりは、 そう簡単に置き換えられるものじゃない。

4. おわりに:愛着という名のぬくもり

愛着って、時間と手間と、心をかけて育つもの。 それは人にも、趣味にも、そして部屋にも言えること。 今日もまた、少しだけ部屋が好きになった。

手をかけることで、部屋も家も、そして自分自身も、 少しずつ好きになっていけたら。 そんなふうに暮らしていけたら、きっと心はあたたかくなる。

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