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作品がつなぐ、やさしい社会との関わり

今日はマルシェに出展してきました。 仲間と一緒にワークショップを開催したのですが、 残念ながら私は今回は“出番なし”。 でも、それでも私の作品を手に取ってくださった方がいたんです。

自分で描いた絵を、 自分で決めた価格で販売して、 それを「いいね」と言ってくださる方がいる。 それって、自分の世界観を受け取ってもらえた瞬間なんですよね。

私は、絵を通して「私の持っている世界」を表したい。 それを“かってくださる”というのは、 まるで「あなたの世界、好きですよ」と言ってもらえたような気持ち。

マルシェでは、隣の出展者さんとの会話も楽しくて、 お客様とのやりとりも、心がほぐれるような時間でした。

最近、「年を重ねたとき、社会とどうつながっていくか」を考えていたけれど、 こういう関わり方もあるんだなって、ふと気づけた気がします。

三連休のあいだに、今日いらしてくださったお客様の野菜直売所に伺ってみようと思っています。 珍しいお野菜を打っていらっしゃるそうなので買って、おいしい調理法を聞いてみるのが楽しみ。 共働きだと野菜が不足しがちだから、こういう出会いはありがたいですね。

そして、マルシェでの出展中、隣のブースにいらしたのは、 ミャンマー出身の、優しい日本語を話す女性でした。

彼女が販売していたのは、自然由来のアロマオイル。 小さなヒノキの台とセットになっていて、 見た目も香りも、どこか静かな森のような雰囲気。

猫がいなくなった今、部屋に香りを満たしても大丈夫かなと思い、 そっと香りをかいでみると…すごくいい香り。 最近、大手メーカーのアロマをいくつか試してみたけれど、どうもピンと来なかった私にとって、 今日の出会いは、まるで「探していた香りが、風に乗って届いた」ような感覚でした。

今、部屋の中にはやさしいオレンジの香りがふんわり漂っています。 それは、マルシェの記憶と、異国のやさしさと、 そして「香りを通してつながる心」のようなものを、そっと運んできてくれています。

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