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「知ること、感じることの楽しさ」

今日は、緑の多い近場をいろいろ巡って、 その中で、岡本太郎さんの美術館にも立ち寄りました。

彼の作品はどれもエネルギッシュで、色がはっきりしていて、 見た瞬間に「ああ、岡本太郎さんだ」とわかるほどの個性がありました。 絵だけでなく、置物のような立体作品にも惹かれるものがあって。

中でも印象に残ったのは、 「午後の日」という、顔のような、仮面のような作品。 ほほを両手で支えて笑っているその顔は、 可愛いようで、でも目がうつろで、少し気味が悪い。 一度見たら忘れられない、不思議な存在感がありました。

その時、ふと気づいたんです。 今回の2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のキャラクター。青と赤のはっきりした色、いくつもある目、そして「きもかわいい」と言われるその姿。

そういえば、1970年に開催された「日本万国博覧会(EXPO'70)」でも、 岡本太郎さんが手がけた「太陽の塔」がシンボルとして建てられていました。 その塔の下には、彼の作品がたくさん飾られていたそうです。

今回のキャラクターは、そのコンセプトを受け継いでいるんだと気づきました。 色は、岡本太郎さんが使っていなかったようなものを選び、 今風の「きもかわいい」を表現している。

リスペクトと進化が混ざり合ったデザインなんだな、と。

自分なりの解釈ができるって、楽しい。 そのためには、知識があって、感じる力があって。 今日の一日で、改めて思いました。

知ること、感じることって、やっぱり大切。 それは、頭の中で起こる小さな冒険のようなもの。 そんな時間を持てた今日は、いい休日でした。

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