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もん太と一緒に、祈りの場所へ

今日は、広尾にある人間の納骨堂「了聞」で行われた、 ペットのための大法要会に参列してきました。

広尾駅からほど近く、近代的な7階建てのビル。 その最上階の静かなフロアで、複数のお坊さんが読経をあげてくださり、 最後には明日から頑張ろうと思える、心に沁みる講話もありました。

私は、前日にもん太の毛とお骨を少し、首輪と写真を準備してバッグに入れていました。

出発前、お昼を終えてそろそろ出ようかと思っていたその時、 宅配便が届きました。 箱を見た瞬間に、すぐにわかりました。

もん太の毛で作ってもらったキーホルダー。 亡くなってすぐにお願いして、2〜3か月かかると言われていたもの。 それが、まさに今日、法要の直前に届いたんです。

偶然とは思えませんでした。 きっともん太は、今日お経をあげてもらえることを喜んでいたんだと思います。 私はそのキーホルダーをバッグにつけて、 もん太と一緒に、道中を大切に歩きました。

お堂には、いろいろなご家族のたくさんの子たちの写真が飾られていました。 A4サイズの透明なフォトフレームに入った子たちもいて、 きっと毎年この日を大切にしているご家族がいるのだと思います。

みんな、きっとものすごく大事にされて、 たくさんの愛を受けて、旅立っていったんだなと感じました。 そう思うと、胸がぎゅっと締めつけられるようで、 でも同時に、「家族みんな幸せです」と語っているような、あたたかさも感じました。

そんな余韻を胸に、 私は静かに、もん太と一緒に家路につきました。

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