
今日は、私の仕事納めの日。 とはいえ、直接やりとりのある方々はすでにお休みに入っていて、 週末にいただいた案件の処理や、午前中に届いた書類の対応を済ませたら、 もう、やるべきことはすべて終わっていた。
「これはもう、明日一日残っていても仕事はないな」 そう思って、少々ヒンシュクを買うかもしれないけれど、 15時で退社することにした。
私は、『キャリアウェルビーイング』という考え方を提唱している。 それは、一般事務職にも裁量労働制のような柔軟な働き方を広げたいという願いでもある。
働きたい人は、極めて働く。
でも、会社と握った分だけ働いたら、 あとは時間に縛られずに退社して、 家事、育児、買い物、趣味、学習、地域活動、”うちの子”、副業—— その人にとって大切なことに時間を振り分ける。 それもまた、立派な働き方だと思う。
そうすることで得られるものは多い。 生産性の向上、経済の機動力、収入の増大、家族との時間、 そして「自分」という存在の再認識。 これらすべてが、ウェルビーイングに寄与すると私は信じている。
会社という広いようで狭い中で日が当たる時間中しばりつけられていたら、いじめの問題なども勃発しそうだ。個人が自分がやらなければならないこと、やりたいことにまっすぐ向かっていれば、他人のことはあまり気にならなくなる、副次的な効果も期待できるのではないかと思う。
マーケティングの世界では、 「より多くの人に受け入れられるものをつくる」という考え方がある。 でも一方で、
「たった一人の人を徹底的に満足させるものをつくる」 というアプローチもある。
今の私は、まさにその後者。 「私という人間を徹底的に満足させるには、どうしたらいいか」 それを考え、試し、整えている最中だ。
キャリアを通じて、ウェルビーイングを育てる。 一人の自立した人間として、 自分の人生を、自分の手で耕していくような感覚。
そんな働き方、生き方を、 これからも模索していきたいと思っている。
















