
春になったら、猫を撮りに行こうと思っている。 カレンダーを作るために、季節ごとの猫の写真を撮りためたい。 そして、いつかその猫たちの姿を絵にして、言葉を添えて、一冊の本にできたらいいなと思っている。
そんなことを考えていたら、「猫島」という言葉がふと浮かんだ。 調べてみると、日本には猫と人が静かに共に暮らす島がいくつもあるらしい。 その中でも、香川県の佐柳島(さなぎじま)が気になった。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島。 猫たちはのびのびと暮らし、島の人たちもそれをあたたかく見守っている。 かつての木造校舎をリノベーションした「ネコノシマホステル」では、猫たちが海辺でまどろみ、 カフェでは島ごはんがいただけるらしい。 その風景を想像するだけで、心がふわっとほどけていく。
でも、香川は遠い。 通うには少し、旅の覚悟がいる。 だから、まずはもっと近くの江の島から始めてみようと思う。 春の江の島、桜と猫。 海と猫。 石段の影や、神社の境内で、猫たちはきっと静かに季節をまとっている。
猫のいる風景を、少しずつ集めていく。 それは、私自身の「軸」を探す旅でもあるのかもしれない。
















