
🌿高額療養費制度の見直し:何が変わるの?
2025年の予算案では、自己負担の上限額が大幅に引き上げられる予定です。
対象:年収650万〜770万円の層
現在の上限:月額 80,100円+(医療費−267,000円)×1%
見直し後の上限:月額 138,600円(定額)
引き上げ率:約70%増
対象範囲:低所得層(年収80万円以下)を除くほぼ全世代・全所得層
◆現行

◆改正案

◆どんな人が損をする?
| 医療費 | 現行制度での自己負担 | 見直し後(定額制) | 結果 |
| 138,600円 | 約41,580(3割負担) | 138,600円 | 損(定額の方が高い) |
| 267,000円 | 80,100円 | 138,600円 | 損(約58,500円の差) |
| 300万円 | 約109,430円 | 138,600円 | 損(約29,000円の差) |
| 611万円 | 138,600円 | 138,600円 | 同じ(損益分岐点) |
上記のように、611.7万円が損益分岐点となります。
ただし、月に611万円以上の医療費がかかるケースは、確かに存在します。
特に、高額薬剤を使う治療や難病治療では、珍しくない状況になりつつあります。
















