
何もしなかった日の、静かな贅沢。
今日は、部屋の最終仕上げをしようと思っていた。 あそこを片づけて、あれを整えて、 あの棚も少し見直して…と、 朝のうちはやる気満々だった。
でも、気づけば—— 一日中、寝ていた。
あれ?と思って時計を見るたびに、 「まあ、もう少しだけ」と目を閉じて、 気づけば夕方。
やろうと思っていたことは、何ひとつ進まなかった。 でも、不思議と後悔はない。
たぶん、身体が「今日は休みたい」と言っていたんだと思う。 そういう日って、ある。
何かを成し遂げた日も大切だけど、 何もしなかった日も、 ちゃんと意味がある。
たとえば、 部屋の片づけはできなかったけれど、 心の中の「焦り」や「疲れ」は、 少しだけ片づいた気がする。
ブログのネタも、今日は思いつかないなあ…と思っていたけれど、 「何もしていない自分」をそのまま書いてみたら、 なんだか少し、心が軽くなった。
そんな日も、あっていい。


















