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「日本人の生涯医療費は2,800万円。実際に払っているのはどれくらい?

🍁日本人の生涯医療費、その内訳と実感

日本人1人あたりの生涯医療費は約2,800万円(令和4年度推計)。 この金額は年々増加しており、下のグラフからもその傾向が見て取れます。

※平成22年頃:約2,300万円 → 平成30年頃:約2,600万円 → 令和4年度:約2,800万円

このグラフは、医療費が着実に上昇していることを示しています。 高齢化や医療技術の進歩により、医療費は今後も増える可能性があります。

🧭生涯医療費の内訳(厚労省ベース)令和4年度

区分金額の目安割合内容
医療費総額約2,800万円100%日本人1人あたりの生涯医療費
保険給付分約2,300万円約82%健康保険・公費負担(国・自治体・保険者)
自己負担分(保険診療)約250〜300万円約9〜11%窓口負担(3割・2割・1割)+高額療養費制度で軽減
保険外医療費(推計)約200〜250万円約7〜9%差額ベッド代・先進医療・交通費

🌿見えてくること

統計上は、国や保険者が負担する「保険給付」が大部分を占めています。 しかし、差額ベッド代や先進医療などの保険外支出は統計に含まれにくく、 実際に国民が支払っている医療費は、統計以上になる可能性があります。

🍂まとめ

生涯医療費のうち、約82%は保険給付、約9〜11%が自己負担。 さらに約7〜9%は統計に現れにくい保険外支出。 医療費の推移グラフが示すように、 この負担は今後も増える可能性があるため、 自分の医療費と制度の関係を知っておくことが大切です。

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