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退職後の健康保険、どう選ぶ?任意継続と国保の違いと判断ポイント

退職後の健康保険は、国民健康保険だけではありません。 条件を満たせば、在職中の健康保険を最大2年間継続できる「任意継続制度」※があります。 保険料は全額自己負担になりますが、扶養家族を追加しても保険料が変わらないなど、家族がいる方にはメリットも大きい制度です。 申請期限は退職後20日以内と短いため、早めの準備が大切です。

※💰加入条件は以下の通りです。

退職前に2か月以上健康保険に加入していたこと

退職日の翌日から20日以内に申請すること

保険料を期日までに納付すること(初回納付が遅れると加入できません)

このように、退職後の健康保険は「任意継続」※と「国民健康保険」の2つから選べます。 どちらが得かは、扶養家族の有無や退職前の収入によって変わります。 たとえば、扶養家族が多い方や退職前の収入が高かった方は、保険料が固定される任意継続の方が有利になることがあります。 一方、収入が少ない方や自治体の減免制度が使える場合は、国民健康保険の方が安くなることも。 それぞれの保険料を試算して、ライフスタイルに合った選択をすることが大切です。

※💰任意継続の保険料のしくみ

保険料は退職時の標準報酬月額で決定(協会けんぽの場合、上限30万円)

在職中は会社と折半だった保険料が、任意継続では全額自己負担になります

ただし、扶養家族を追加しても保険料は変わらないのが大きなメリット!

保険組合の給付内容を確認するのも大切。独自の給付(付加給付)がある場合は有利です。

退職後の健康保険選びに迷ったら、保険料の試算ツールを使ってみるのがおすすめです。 全国の市区町村に対応したシミュレーションサイトでは、年齢や年収、扶養人数を入力するだけで、国民健康保険と任意継続の保険料を比較できます。 実際の数字を見ながら検討することで、家計に合った選択がしやすくなります。

健康保険の選択は、退職後の生活設計に大きく関わる大切なポイントです。 任意継続と国民健康保険、それぞれの特徴を知り、保険料の試算を通して自分に合った制度を選ぶことで、安心して次の一歩を踏み出すことができます。 迷ったときは、制度のしくみをじっくり見つめて、家族や暮らしに寄り添う選択をしていきましょう。

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