
「子どものころ、卒業文集に“ペットショップをやりたい”と書いた。」 そんな小さな夢を持っていた私が、長い時間をかけてぐるりと一周して、 ようやく“動物と関わる仕事”に戻ってきた。
あの頃は、生体販売というものに違和感を覚えるようになって、 じゃあ獣医さんはどうだろう、と考えた時期もあった。 でも、きっと研究や専門的な学びが必要になる。 その過程を思うと、少し違う気がして、 私は好きだった英語を選び、短大へ進み、OLとして社会に出た。
そこからは、仕事を覚え、責任を持ち、 気づけば長い年月が流れていた。
でも、心のどこかでずっと残っていた。 「動物と関わる仕事をしたい」という気持ちが。
そして今年、会社に副業申請をして、 10月からペットシッターとして活動することが正式に認められた。
子どものころの夢が、形を変えて戻ってきたような感覚。 社会に出て一巡して、ようやくたどり着いた場所。 お給料が高いわけでも、地位があるわけでもない。 でも、そんなことよりもずっと大切なものがここにある。
「ああ、私はこれがしたかったんだ」 そう素直に思えることが、こんなにも嬉しいなんて。
10月から、静かに、丁寧に、 動物たちと飼い主さんの暮らしを支える仕事を始める予定。 その日を、今は静かに楽しみにしている。


















