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写真をめくると、人生が微笑む

今日は、終活のひとつ……と言いたいところだけれど、実際には「場所を開けたい」という現実的な理由で、紙の写真の整理をした。 棚を開けてみると、場所を取っているのはやっぱり昔の写真たち。アルバムの重さも、写真の厚みも、時代そのものが詰まっている。

これをデータ化しようと思って、以前からホワイトボックスとスマホスタンドを買っておいた。 実際にやってみると、できるにはできる。でも、時間がかかるし、仕上がりが少しセピアっぽい。昔の写真だからそれも味といえば味なのだけれど、どこか違和感が残る。

そんなとき、主人が「古いけどスキャンスナップがあるよ」と言い出した。 (主人は、あのキムタクと松たか子のドラマに出てくる“なんでもあるよ”のマスターみたいな人で、本当にドラえもんのように必要なものを出してくれる。)

試しに使ってみたら、これが早い早い。 しかも拡大してもそこそこきれい。 ということで私はアルバムから写真を抜き出す係、主人がじーじーとスキャンする係に落ち着いた。

写真をめくっていると、懐かしさが胸に広がる。 先日、学生時代の友達と集まったときに、私は「今が人生で一番楽しい」と言った。 それは本心で、今の自分が一番好きだし、毎日が充実している。

でも、写真を一枚一枚見ていると、そこにも確かに“楽しい人生”があった。 行った場所、やったこと、一緒にいた人、そのとき着ていた服。 それらが全部つながって、ひとつの「思い出」になっている。

人生って、こうして振り返ると本当に豊かだ。

いろいろやれて、いろいろ笑って、いろいろ泣いて、いろいろ乗り越えてきた。 そのすべてを支えてくれた人たちに、改めて感謝したい。

写真を整理するつもりが、 気づけば「人生をそっと撫でる時間」になっていた。

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