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4月1日 ― 新しい門出の日に思い出したこと

今日は4月1日。 多くの会社で入社式があった日だと思います。 帰りの電車の中でも、いかにも“新人さん”という雰囲気のグループを見かけました。 真新しいスーツ、少しぎこちない歩き方、緊張と期待が入り混じった表情。 その姿を見ていたら、ふと自分の“初々しい頃”を思い出しました。

私が社会人になった頃、勤めたのは大きな会社ではありませんでしたが、 とてもアットホームで温かい職場でした。

入社初日には、役員の方々と新入社員全員で昼食会があり、 緊張で箸が震えたのを覚えています。 賞与の日には、課長さんが新人にお金を渡して 「みんなに近所のフルーツパーラーのアイスを買ってきて」と頼んでくれたり、 年末にはみんなで近くのお蕎麦屋さんにお昼を食べに行ったり。 週末にはテニスやスキーに出かけるほど仲が良くて、 本当に家族のような職場でした。

家庭の事情でその会社を辞めてしまい、その後も数社を経験しましたが、 今思えば、あの頃の私はいつも何か理由を見つけては辞めていた気がします。 「もう少し頑張れたんじゃないか」

「逃げていたのかもしれない」 そんなふうに感じることもあります。

だからこそ、還暦を超えた今は思うのです。 もう逃げるのはやめよう。 今の会社を定年退職で辞めることが、私のひとつの夢になりました。 長い会社員人生の最後くらいは、しっかり踏ん張ってみたい。 そう思っています。

今日入社したばかりの新人の皆さんも、 これからきっといろいろなことがあるでしょう。 時には逃げることも大切です。

でも、もう少しだけ頑張ってみることで見える景色もあります。

どうか、皆さんが自分らしい、豊かな社会人生活を歩めますように。

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